くせ毛の種類とは?波状毛・捻転毛・縮毛などの見分け方を美容師が解説

「自分のくせ毛って、どのタイプなんだろう?」
そう気になったことはありますか?
最近カウンセリングでこの話題がよく出るんです。
SNSで「自分は捻転毛でした」とか「波状毛と縮毛が混ざってる」とか、以前より具体的な言葉で髪のことを調べてくる方が増えてきて。
くせ毛って一口に言っても、実はタイプが全然違います。
波のようにうねるものもあれば、くるくると細かく巻いているもの、触るとザラザラしているもの。
同じくせ毛という言葉でまとめられているけど、特徴も扱い方もそれぞれ異なります。
この記事では、美容師の視点から「くせ毛の種類」を実際のサロンワークでよく見るパターンも交えながら解説しますね。
自分の髪がどのタイプかわかると、ケアの方向性や施術の選択肢が見えてくるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

こんにちは!
大阪の西梅田で『くせ毛×美髪』の専門家として活動している安田祐貴(ヤスダ ユウキ)と申します。
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まず”くせ毛”ってそもそも何?
そもそも「くせ毛」という言葉、かなり広い意味で使われています。
美容師的に言うと、くせ毛とは毛髪が均一にまっすぐ伸びない状態の総称です。
原因は毛根の形や毛穴の向き、髪の断面の形状など複数あって、それによってうねり方・巻き方・質感がまったく変わってきます。
よく「くせ毛と天パって違うの?」と聞かれるんですが、天パ(天然パーマ)もくせ毛の一種です。
特に巻きが強めのタイプを指すことが多いですが、明確な定義の違いはないので、ほぼ同じ意味として使われています。
直毛との一番の違いは毛髪の断面の形にあります。
直毛は断面が円に近い形をしていて均一に伸びやすい。
くせ毛は断面が楕円や歪んだ形になっていることが多く、それがうねりや巻きとして表れます。
波状毛(はじょうもう)

くせ毛の中でもっとも多いタイプが、この波状毛です。
名前の通り髪が波のようにうねるのが特徴です。
サロンで「くせ毛で悩んでいる」とご来店される方の中でも、体感8割くらいはこのタイプかそれに近い状態です。
見た目の目安としては、
乾いた状態で髪がS字を描くようにうねっている、湿気の多い日や雨の日に特に出やす、根元はまっすぐでも毛先にいくほど広がるといった状態がよく見られます。
うねりの強さには個人差があって、「ゆるいウェーブ」くらいの方もいれば、かなりしっかりしたうねりが出る方もいます。
また頭の部分によって強さが違うこともよくあって、顔まわりだけうねりが強い、トップだけ広がるという方も少なくないです。
波状毛はくせ毛を活かすカットとの相性が良いタイプでもあり、ナチュラルなテクスチャーを活かすスタイルにも対応しやすいので、選択肢が一番広いくせ毛とも言えます。
捻転毛(ねんてんもう)

捻転毛は髪の毛が不規則にねじれているタイプのくせ毛です。
波状毛がS字のうねりなのに対して、捻転毛はコイルのようにくるくるとねじれる、あるいは部分的にねじれが入っている状態です。
一本一本の毛がねじれているので、髪全体がまとまりにくく、パサつきや広がりとして感じている方が多いです。
見た目の目安としては、
一本の毛を引っ張って離したときにくるくると回転する、手触りがザラザラしている、トリートメントをしてもすぐパサつきが戻るといった状態が捻転毛のサインです。
ここで少し美容師的な話をすると、捻転毛はダメージを受けやすいという特徴があります。
髪がねじれている部分は構造的に細くなっていて、そこに熱や薬剤のダメージが集中しやすい。
なのでアイロンを毎日使っている方や、繰り返し施術を重ねている方は特に注意が必要なタイプです。
「トリートメントしてるのになんか改善しない」という方の中に、実はこの捻転毛が原因だったというケースがかなりあります。
ケアの方向性が変わってくるので、一度しっかり確認してみることをおすすめします。
縮毛(しゅくもう)

縮毛は髪が細かくちぢれているタイプのくせ毛です。
波状毛や捻転毛よりもくせが強く、髪全体がぎゅっと密に巻いている状態です。
アフリカ系の方に多く見られるタイプとして知られていますが、日本人でも一部の方に見られますし、部分的に混在しているケースもあります。
見た目の目安としては、
髪が細かくちぢれてボリュームが大きく出る、濡らしても伸びにくい、乾かすと一気に広がってまとまらないといった状態が縮毛の特徴です。
日本人の場合、頭全体が純粋な縮毛というよりも、波状毛や捻転毛と混在しているパターンが多いです。
特にもみあげや襟足まわりだけ強くちぢれている、という方はこの混在タイプに近い状態です。
縮毛矯正の施術でいうと、難易度は高い施術になります。
ただ強くかければいいというわけでもなく、髪の状態を見ながら薬剤の選定や放置時間を細かく調整していく必要があります。
くせが強いからこそ、担当する美容師の経験値が仕上がりに直結しやすいタイプとも言えます。
連珠毛(れんじゅもう)
連珠毛は、5つのタイプの中でもっともダメージに注意が必要なくせ毛です。
髪の一本一本が数珠(れんじゅ)のように、太い部分と細い部分が交互に連なっている状態です。
見た目にもわかりやすく、髪をよく見ると凹凸があったり、触るとザラつきや引っかかりを感じることがあります。
見た目・手触りの目安としては、
髪を光にかざすと太い部分と細い部分が交互に見える、引っ張ると他のタイプより切れやすい、アイロンやブラッシングで切れ毛が出やすい、といった状態が連珠毛のサインです。
美容師的に一番気にするのが、髪の切れやすさです。
太い部分と細い部分が交互にある構造上、細くなっている箇所に負荷が集中しやすい。
薬剤の施術やアイロンの熱が、その細い部分にダイレクトにダメージを与えて切れ毛につながることがあります。
先天性のくせ毛だと言われています。
施術前にしっかり髪の状態を確認することが、このタイプは特に重要です。
直毛
直毛は「くせがない髪」として扱われることが多いですが、実はこれも扱いにくさがあるタイプです。
見た目はまっすぐで、乾かすとツルっとした仕上がりになります。
くせ毛の悩みとは無縁に見えますが、パーマがかかりにくい・取れやすい、コテで巻いてもすぐに落ちてしまう、という悩みを持っている方が多いです。
スタイリングでカールをつけたくても維持できない、パーマをかけても数週間でまっすぐに戻ってしまう。
これくせ毛とは別の意味での「扱いにくさ」ですよね。
ある意味、直毛もくせ毛と同じくらい悩ましいタイプと言えます。
また加齢や頭皮の変化によって「直毛だったのに最近うねるようになった」という方もいます。
毛穴の形が変化してうねりが出てくるケース、ダメージによって広がりが出てくるケース。
こういった変化は年齢とともにじわじわ起きてくるので、「最近なんか髪の調子が違う」と感じたら、それが直毛の変化のサインかもしれません。
自分のくせ毛タイプ、どうやって見分けるの?

ここまで5つのタイプを紹介してきましたが、「自分がどれかわからない」という方も多いと思います。
簡単な見分け方をお伝えすると、まず確認してほしいのが乾いた状態の髪です。
濡れているときは重さでまっすぐに見えることが多いので、しっかり乾かしてから確認するのがポイントです。
乾いた状態で見るポイントとしては、
・髪がS字にうねっていれば波状毛
・一本一本がねじれてザラつきがあれば捻転毛
・細かくちぢれてボリュームが出ていれば縮毛
・髪を光にかざして太い細いの凹凸が見えれば連珠毛
という感じで確認できます。
ただ、実際のところ「これだけ」というタイプが出る方は少なくて、波状毛と捻転毛が混在している、場所によってくせの強さが違う、というケースがほとんどです。
頭全体を一種類で括ろうとせず、「場所ごとに違うかもしれない」という前提で見てみてください。
もし自分では判断しにくいという場合は、サロンで一度見てもらうのが一番確実です。
乾いた状態と濡れた状態、両方を見ることで、より正確にタイプと状態を把握できます。
タイプが違えば、アプローチも変わる
くせ毛のタイプが違えば、当然アプローチも変わってきます。
よく「くせ毛には縮毛矯正」という話になりますが、縮毛矯正が向いているタイプもあれば、髪の状態によってはまず別のアプローチから考えたほうがいいケースもあります。
たとえば波状毛は、くせの強さや髪の状態によって縮毛矯正で整える方向にも、ナチュラルなテクスチャーを活かす方向にも持っていきやすいタイプです。
選択肢が一番広い分、どちらが自分の生活スタイルに合っているかを一緒に考えることができます。
捻転毛や連珠毛は、髪の構造上ダメージリスクが高いので、施術前の状態確認がとても重要です。
くせを伸ばしたいという気持ちはもちろん大切にしながら、髪への負担を最小限にする方法を選んでいく必要があります。
僕自身は縮毛矯正で整えることも、くせを活かすことも、どちらもやっています。
どちらが正解ということではなく、その人の髪質・生活環境・なりたいイメージによって、一緒に選択肢を並べていく立場でいたいと思っています。
自分のくせ毛タイプが気になった方は、まず実例を見てみてください。
同じようなくせ毛の方がどんなスタイルになったか、イメージが湧きやすいと思います。
くせ毛の施術実例
まとめ
今回はくせ毛の5つのタイプについて整理してきました。
波状毛・捻転毛・縮毛・連珠毛・直毛、それぞれ特徴も扱い方も違います。
「なんとなくくせ毛で悩んでいる」という状態から、「自分の髪はこのタイプかもしれない」という視点に変わるだけで、ケアや施術の選択肢がぐっと見えやすくなります。
自分のタイプが気になった方は、ぜひ一度サロンで確認してみてください。
乾いた状態・濡れた状態、両方を見ながら一緒に整理していきます。
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