【くせ毛で多毛】ウルフにしたいけど…縮毛矯正は本当に必要?

「くせ毛でウルフにしたいなら、縮毛矯正をしないと難しいですよ」
美容室でそんなふうに言われたことはありませんか?
調べてみても、出てくるのはまっすぐに近い髪のウルフばかりなんですよね。
自分のこのくせで、あの形になるのかどうか?
そこが分からないままだと、やっぱりやめておこうという方に気持ちが傾きやすいですよね。
そもそも自分のくせ毛にどんな髪型が合うのか、正解が分からない。
そういう状態のまま何年も過ごしてきた、という方も結構多いです。
ただ僕はくせ毛のウルフに縮毛矯正がいる、とは思っていないんですよね。

こんにちは!
大阪の梅田で『くせ毛×美髪』の専門家として活動している安田祐貴(ヤスダ ユウキ)と申します。
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くせ毛のままウルフカットはできる?縮毛矯正は必要なのか
先にお伝えすると、くせ毛のままウルフにすることはできます。
縮毛矯正をしないとできない髪型ではないんですよ。
ウルフというのは、上の方の髪に段差をつけて動きを出して、下は長さを残していく形です。
まっすぐな髪の方だと段差をつけてもストンと落ちてしまうので、パーマやアイロンで動きを足すことになったりしますが、くせ毛さんはその動きを最初から持っているんですよね。
なので相性としては、むしろ良いんですよ。
ただ乾かすだけで勝手に決まる形かというと、それは難しくて。
くせ毛はもともと髪の中に水分と油分を保つのが苦手なので、足りない分をスタイリング剤で足してあげる必要があるので、スタイリングは必須です。
「くせ毛のウルフは縮毛矯正しないと無理」と言われるのはなぜ?
ウルフは上の方に段差をつける形なので、髪の量が中間から上に集まりやすくなります。
そこを軽くしすぎてしまうと、短くなった毛が表面に飛び出して、横にふくらんでしまうことがあります。
いわゆるレイヤーを入れて広がってしまった経験がある方は、そこで一度不安になってしまった方が多いです。
そのときのことを思い出すと、また同じになるくらいなら伸ばしたままでいい、となりますよね。
くせ毛に段差を入れると何が起きるのかは、こちらにも書いています。
くせ毛にレイヤーはやめた方がいい?失敗して広がる人・似合う人の違いを解説
そして写真どおりにならない、というところ。
ヘアカタログのウルフは、まっすぐに近い髪で撮られていることが多いです。
同じ切り方をしても、くせのある髪だと動きの出方が変わります。
だから縮毛矯正でそろえてからの方が…という提案をされることが多いのかなと。
くせを活かしたままウルフにした50代のお客様

今回のお客様は50代の方です。
大きくうねる波状毛と、細かくねじれる捻転毛が混ざっているくせ毛でした。
ご相談いただいたときは、自分のくせ毛でどんな髪型にしたらいいのか、正解が分からない。
そんな状態でした。
セットしても汗ですぐに台無しになってしまうので、外に出るときは帽子が必須。
よく「自分になりたい髪型の正解がわからない」と言うご相談をいただくんですが、その際僕は「どうなりたいですか?」ってお聞きすることが多くて。
質問を質問で返して、美容師としてどうなん?って感じなんですが(笑)
というのも、以前この方は「縮毛矯正をしないと、この髪型にはできない」と言われたことがあったそうです。
だから、自分の中ではやりたい髪型がある。
でも過去に「できない」と言われた経験があることで、
「自分の髪では無理なのかな」
「じゃあ、どんな髪型が正解なんだろう」
と、自分のやりたい髪型と自分にできる髪型が噛み合わなくなってしまっているんですよね。
こうやって「本当はやりたい髪型があるけど、自分にはできない」と思ってしまっている方って、実はすごく多いです。
でも、本当はそんなことなくて。
今回はくせの動きがそのまま形になるようにカットしています。
くせ毛を活かしたままウルフになって、質感も柔らかく出ました。
やりたい髪型が決まっているのに、くせ毛だからという理由だけで止まっている。
これけっこう多いご相談だったりします。
くせ毛ウルフの長さは耳の前までか耳の後ろまでかで変わります
今回、参考の写真を2枚見せてもらいました。
1枚は耳の後ろまで短いウルフ。
もう1枚は耳の前までのウルフです。
同じウルフでも、この2枚は結構違います。
耳の後ろまで短くするとイメチェン感ははっきり出て、そこに惹かれる方は多いですが、少し攻めた形になります。
ただ初めてウルフにする場合だと、ここは少し慎重に考えた方がいいかなと個人的には思っていて。
耳の後ろまで短くしてみて、しっくり来なかったときに、そこから伸ばすまでに時間がかかってしまう可能性があるからです。
そこをお伝えしたうえで、今回は耳の前に設定しました。
短い方から始めなくても、耳の前で一度やってみて、次で短くしていくこともできます。
縮毛矯正をしてきた髪でもくせ毛ウルフにできる?
今回のお客様も、毛先と表面に縮毛矯正のストレートが残っている状態でした。
ただ馴染むくらいまでは伸びてきていたので、そのまま進めています。
ここで扱いにくくなりやすいのは、根元がくせで毛先がまっすぐ、という混ざっている時期です。
同じ一本の中で動きが違うので、乾かしても上と下でまとまり方がそろいません。
脱縮毛矯正がしんどいと言われるのは、たいていこの時期のことだったりします。
原因はくせ毛そのものより、2つの状態が混ざっていることの方が大きいです。
なので今、縮毛矯正が残っている状態でウルフにしたい場合は、どこまで残っているのか、それが馴染む範囲まで伸びてきているのかを見てからになります。
縮毛矯正の卒業までにかかる時間は、最短で1年半くらい。
長さによっては3年ほど見ておいてもらう方が安全です。
長く感じますよね。
ただ、その間ずっと我慢するという話ではないです。
混ざっている時期をどう過ごすかで、しんどさはかなり変わります。
やめるかどうかを迷っている段階の方は、こちらも読んでもらえたらと思います。
【脱縮毛矯正】本当にやめて大丈夫? 縮毛矯正をやめてくせ毛を活かす前に知ってほしいこと
途中の過ごし方については、こちらにまとめています。
【脱縮毛矯正】やめるまでのストレスを減らすスタイリング方法と過ごし方
スタイリング剤を付けている感が苦手な方のくせ毛ウルフの仕上げ方
今回のお客様は、スタイリング剤を付けている感が強いのは苦手な方でした。
くせ毛を活かすと聞くと、たっぷりつけて濡れた質感にするイメージを持たれることも多いです。
あれが苦手で活かすカットを避けてきた、という方も実際にいます。
つけている感が苦手でも、できます。
今回のお家での仕上げ方は、こんな順番です。
ホホバオイルをつけてから乾かす。
↓
しっかり乾かしきる。
↓
スタイリングパフ
↓
最後にRIRIオイル
濡れている段階でホホバオイルを入れておくと、乾かすまでの間に髪が乾きすぎるのを抑えられます。
ベタつきが気になって活かすカットを迷っている方は、こちらも見てみてください。
くせ毛を活かすとベタつく?スタイリング剤やジェルで固めるのが苦手
最後に使ったRIRIオイルについては、こちらに書いています。
【RIRIオイル】コスパ抜群のくせ毛・縮毛矯正をしている人のためのヘアオイル
今回のお客様は、これまで美容室で仕上げてもらってもしっくり来なくて、家に帰ってから自分で直せないかやっていた、とおっしゃっていました。
くせ毛ウルフが向いている方・縮毛矯正を選んだ方がラクな方
ここまで読んで、じゃあ全員くせ毛のままがいいのかというと、そうは思っていません。
くせ毛ウルフが向きやすい方には、共通しているところがいくつかあります。
動きのある質感が好き。
朝に少しだけ手をかける時間がある。
縮毛矯正を続けることに負担を感じている。
このあたりが近いなら、くせを活かす方向は合いやすいです。
反対に縮毛矯正を選んだ方がラクな場合もあります。
朝はできるだけ何もしたくない。
まっすぐな質感が好き。
湿気の日に髪のことを考えたくない。
こちらが近いなら、縮毛矯正の方が毎日は過ごしやすいです。
縮毛矯正には縮毛矯正の良さがあります。
朝が早く終わりますし、湿気の日に左右されにくくなります。
そのぶん定期的にかけ続ける前提になりますし、髪への負担は出ます。
どちらがいい悪いではなく、どっちの負担なら受け入れやすいか、という話だと思っています。
毎日のスタイリングを少し引き受けて、髪型の幅を取るのか。
朝のラクさを取って、通う頻度を引き受けるのか。
ここは生活によって変わりますし、同じ方でも時期によって変わります。
去年は縮毛矯正が合っていたけれど、今年はくせを活かしたい。
そういう変わり方も普通にあります。
一度決めたらずっとそれで行かないといけない、というわけではないんですよ。
よくある質問
くせ毛のウルフは広がりませんか?
軽くしすぎてしまうと、短くなった毛が表面に出て横にふくらんでしまうことがあります。
全部を均一に減らすのではなく、どこの量を残してどこを減らすのかを見ながら切っていく形になります。
縮毛矯正が残っている髪でもウルフにできますか?
残っている場所と、それが馴染む範囲まで伸びてきているかによります。
今回のお客様は毛先と表面に残っていましたが、馴染むくらいまでは伸びてきていたので、そのまま進めました。
根元がくせで毛先がまっすぐ、という混ざっている時期が一番扱いにくいので、そこは実際に見てから一緒に決めていければと思います。
くせ毛のままでもウルフは選べます
自分のくせ毛でどんな髪型にしたらいいのか、正解が分からないまま止まっている方は本当に多いです。
やりたい形があるなら、まずそれを言ってもらうところからで大丈夫だと思っています。
できるかできないかは、そのあと一緒に考えましょう。
今の髪の状態を見ながら、どこまでならできそうかを一緒に見ていけたらと思います。
くせ毛のままウルフにしてみたい方も、縮毛矯正をやめるかどうかから迷っている方も、気になったタイミングで聞いてもらえたら嬉しいです♪

今回使ったスタイリング剤

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