くせ毛のパサつき・引っかかりにおすすめシャンプー3選【美容師監修】

シャンプーって、わりと後回しにされやすいんですよね。
トリートメントや洗い流さないオイルはこだわって選んでいても、シャンプーはなんとなく使い続けているという方がサロンでもけっこう多くて。
気持ちはわかるんです。
毎日使うものだし、切り替えるタイミングがわからない。
ただくせ毛の方に限って言うと、シャンプーの選び方が普段の扱いやすさにかなり直結しています。
広がりやすい、絡まりやすい、乾かしても指通りが悪い。
そういう状態が続いているとしたら、使っているシャンプーが原因になっている可能性は思っている以上に高いです。
くせ毛の髪はもともと水分を保ちにくい構造をしていて、洗浄力が強すぎるシャンプーを使うほど、パサつきや引っかかりが出やすくなっていく。
この記事ではその原因から整理して、シャンプーの選び方、そして実際に僕がすすめている商品を比較しながら紹介していきます。

こんにちは!
大阪の梅田で『くせ毛×美髪』の専門家として活動している安田祐貴(ヤスダ ユウキ)と申します。
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くせ毛がパサつく・引っかかる原因

くせ毛の髪がなぜパサつきやすいのか、引っかかりやすいのか。
まずそこを整理しておきたいと思います。
水分を保ちにくい構造をしている
くせ毛はまっすぐな髪と比べて、髪の断面が均一ではなく、歪んだ形をしています。
その影響で、髪の内部に水分を取り込んで保持する力が弱い。
乾燥しやすいのは、気候や季節だけの問題じゃなくて、もともとの髪の構造から来ていることが多いんですよね。
キューティクルが乱れやすい
くせ毛はうねりがある分、髪の表面を覆っているキューティクルが均一に整いにくい状態になっています。
キューティクルが乱れていると、水分が外に逃げやすくなる。
触ったときにザラつく、引っかかる、という感触はここから来ています。
摩擦が起きやすい
うねりがある髪同士は、まっすぐな髪と比べて絡まりやすい。
洗うときに指が通りにくかったり、乾かす過程でこすれが生じやすかったりするのも、くせ毛特有の悩みです。
摩擦が増えるほど、キューティクルはさらに荒れていきます。
洗浄力が強すぎると加速する
もともと乾燥しやすい髪に対して、洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、必要な油分や水分まで洗い流してしまいます。
洗うたびにパサつきが進む、という状態はこのパターンが多いです。
乾燥しやすい構造のうえに、シャンプーで油分まで取りすぎている。だから悪化しやすい。
シャンプーで改善できる理由

「シャンプーを変えるだけで変わるの?」と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、変わります。
ただし合っているものを選んだ場合に限ります。
洗浄力をコントロールできる
シャンプーによって、洗浄力の強さはかなり違います。
くせ毛のパサつきや引っかかりが気になっている人に必要なのは、汚れはちゃんと落としつつ、必要な油分は残してくれる洗浄力のバランス。
これが合うだけで、洗い上がりのゴワつきや乾燥感がかなり変わってきます。
保湿成分で水分を補える
シャンプーに保湿成分が配合されていると、洗いながら髪に水分を補う働きが加わります。
もともと水分保持が苦手なくせ毛の髪にとって、洗う段階からケアが始まっているかどうかは、仕上がりに地味に効いてきます。
摩擦を減らせる
泡立ちがよく指の滑りがいいシャンプーは、洗っている最中の摩擦を減らしてくれます。
洗うたびにキューティクルを傷めていた、という状態から抜け出せるだけで、引っかかりの感触はだいぶ変わります。
ただ逆に言うと合っていないシャンプーを使い続けると、この全部が逆方向に働きます。
洗うたびに乾燥が進んで、摩擦でキューティクルが荒れて、パサつきと引っかかりがどんどん出やすくなっていく。
シャンプー選びを後回しにするのが、実はいちばんもったいないかもしれない。
補足にはなりますが、最近はシャンプーでくせが伸びると謳った商品がありますが、基本的に薬剤を使わない状態でくせが無くなることはないので買わないようにしてくださいね。
くせ毛・パサつき・引っかかりに合うシャンプーの選び方

選び方を知っておくと、商品を見たときに判断しやすくなります。
ポイントは3つです。
洗浄成分で選ぶ
成分表示の中で、いちばん最初に確認してほしいのがここです。
シャンプーの洗浄成分は大きく分けると、アミノ酸系と高級アルコール系に分かれます。
アミノ酸系は洗浄力が穏やかで、髪や頭皮への負担が少ない。
くせ毛のパサつきや乾燥が気になる人には、基本的にアミノ酸系を選んでおくのが無難です。
高級アルコール系はすっきり洗える反面、洗浄力が強め。
もともと乾燥しやすいくせ毛の髪には、油分を取りすぎてパサつきを悪化させてしまうことがあります。
保湿成分で選ぶ
洗浄成分の次に見てほしいのが、保湿成分です。
オイル系の成分(アルガンオイル・ホホバオイルなど)、セラミド、加水分解ケラチンなどが入っているものは、洗いながら髪の水分や油分を補う働きがあります。
しっとりまとまる仕上がりにしたい人は、これらの成分が入っているかどうかを確認しておくと選びやすいです。
指通り・摩擦軽減で選ぶ
泡立ちのよさと、洗っている最中の指の滑りも重要です。
泡立ちが悪いと、髪同士が直接こすれて摩擦が増えます。
くせ毛はただでさえ絡まりやすいので、泡のクッションがちゃんとある状態で洗えるかどうかが、引っかかりの出やすさに直結します。
ここを間違えると、どれだけトリートメントをがんばっても追いつかない状態になりやすいです。
選び方の優先順位は、洗浄成分→保湿成分→摩擦軽減の順で確認するのがおすすめ。
くせ毛におすすめのシャンプー3選
実際にサロンでもすすめている3商品を紹介します。
それぞれ特徴が違うので、自分の髪質や悩みに近いものを選んでみてください。
メルココシャンプー
美容液レベルの成分を高濃度で配合したシャンプーです。
洗い流した後からすでにしっとりしている感覚があって、トリートメントをつける前の時点で手触りが変わっている、というのがこのシャンプーの一番わかりやすい特徴です。
アミノ酸に植物系の洗浄成分を組み合わせた設計なので、優しさを保ちながら洗浄力のバランスがちょうどいい。
向いている髪質
・くせ毛・うねりで広がりが気になる人
・湿気の日に収まりにくい人
・30代以降で髪質の変化を感じ始めた人
が特に相性がいいです。
保湿は欲しいけどベタつくのは嫌、という人にもハマりやすい質感です。
メリット
洗った直後から手触りの変化を感じやすい。
成分のクオリティに対して価格が抑えられているので続けやすい。
デメリット
しっかり洗えた感覚が好きな人には洗浄力が物足りなく感じることがある。
仕上がりを極力軽くしたい人には重く感じる場合がある。
【メルココシャンプー】くせ毛や広がりが気になる人に本当に合うの?
MANA(マナ)リペアシャンプー
「洗う」と「補修」を同時に叶えたシャンプーです。
中心にあるのが「トステア」という成分で、髪の内部構造を補修・再構築するために働きます。
表面をコーティングするだけでなく、ダメージを受けた髪の芯の部分からアプローチできるシャンプーになっています。
シャンプーの段階でCMC類似成分が髪の内部への通り道を整えるので、次に使うトリートメントの浸透効率が上がる仕組みです。
向いている髪質
・カラーやストレートを繰り返してきた髪
・何を使ってもしっくりこなかった髪に特に効果を感じやすいです。
自宅ケアに時間をかけたくない人にも向いています。
メリット
・内部補修にアプローチできるシャンプー
・トリートメントの効き方が変わる
・普通に使うだけでOKで特別な手順が不要
デメリット
・健康な髪でボリュームをしっかり出したい人
・軽い仕上がりを求めている人には求めている質感と合わない可能性がある。
MANAシャンプーはどんな人におすすめ?ホームケアで差が出る理由
Para(パラ)シャンプー

パラシャンプーは優しく油分を残しながらクレンジングするので、汚れは落としつつ髪の潤いを保てるシャンプーになっています。
泡立ちもよくコスパも優秀。
向いている髪質
・くせ毛全般
・まとまりが欲しい人・
・サラッとした質感が好きな人
・くせを活かしたい人にも縮毛矯正をしている人にも使いやすいです。
メリット
幅広いくせ毛タイプに対応できる。
泡立ちがよく摩擦が起きにくい。
家族や友人にもすすめやすい汎用性の高さ。
デメリット
補修成分を多く配合した影響でシャンプーの粘性が緩めなので、詰め替え時にこぼれやすい。
ゆずの香りが苦手な人には向かない。
重たい質感が好みの人には物足りないかもしれない。
パラシャンプーの口コミは悪い?くせ毛にコスパ最強ってホント?美容師が解説
3商品の比較表
| メルココ | MANA | パラシャンプー | |
|---|---|---|---|
| 洗浄力 | 中(穏やか) | 中(穏やか) | 中(穏やか) |
| 保湿力 | 高め | 高め | 中〜高め |
| 指通り | なめらか | しっとりなめらか | さらさら |
| 仕上がり | しっとり・ツヤあり | しっとり・重厚感あり | さらっと・軽め |
| 補修力 | 中 | 高め(内部補修) | 中 |
| おすすめの人 | 保湿重視・広がり・エイジング毛 | ダメージ毛・カラー繰り返し・何使ってもしっくりこない人 | くせ毛全般・迷ったらまずこれ |
| 価格帯 | 中〜やや高め | 中〜やや高め | 中 |
3つとも洗浄力は穏やかなアミノ酸系ベースで、くせ毛に向いた設計という点は共通しています。
違いが出るのは仕上がりの質感と、どこにアプローチするか、というところです。
軽さを求めるならパラシャンプー、しっとりツヤ感ならメルココ、ダメージや内部補修を重視するならMANA、という選び方が基本的な目安になります。
くせ毛シャンプーの正しい使い方

いいシャンプーを選んでも、使い方が合っていないと効果が半減します。
意識してほしいポイントは3つだけです。
予洗いをする
シャンプーをつける前に、まずお湯だけで髪全体をしっかり流してください。
1〜2分くらいお湯をかけ続けるだけで、表面の汚れやホコリの大半は落ちます。
予洗いをしておくと、シャンプーの泡立ちが全然違います。
泡立ちがいいと摩擦が減るので、これだけで引っかかりの出やすさが変わってきます。
しっかり泡立ててからつける
シャンプーを直接髪につけるのではなく、手のひらで泡立ててからのせるのが基本です。
泡のクッションがある状態で洗えると、指が髪の間をスムーズに動くようになります。
くせ毛は髪同士が絡まりやすい構造なので、泡がないまま洗うと摩擦が集中しやすい。
こすらずに洗う
頭皮は指の腹で優しくマッサージする感覚で。
髪の毛はこすらなくていいです。
泡を髪全体に行き渡らせて、あとは流すだけで十分汚れは落ちます。
ゴシゴシこすって洗うのがいちばんよくなくて、摩擦がキューティクルを荒らして、そのまま引っかかりの原因になります。
洗い方を変えるだけで、今使っているシャンプーの効果もちゃんと出やすくなります。
シャンプーを変えたのに変化を感じにくい、という場合は使い方を見直してみるのが先かもしれないです。
くせ毛のシャンプーでよくある質問
毎日シャンプーしても大丈夫ですか?
基本的には大丈夫です。
ただ使うシャンプーの洗浄力によります。
高洗浄のシャンプーを毎日使い続けると、頭皮や髪の油分を取りすぎてしまうことがあります。
アミノ酸系など洗浄力が穏やかなものであれば、毎日使っても乾燥しにくいです。
くせ毛でパサつきが気になっている人は、まずシャンプーの洗浄力を見直してみてください。
市販のシャンプーでも効果はありますか?
市販でも成分がしっかりしているものはあります。
ただ、価格帯が低いものはどうしても洗浄力が強めで保湿成分が少ない傾向があります。
成分表示を見て、アミノ酸系の洗浄成分が主体になっているかどうかを確認するのがおすすめです。
値段よりも成分で選ぶ、という意識に切り替えるだけで選択肢がかなり変わってきます。
シャンプーとトリートメントの役割の違いは?
シャンプーは汚れを落としながら髪の状態を整える土台づくり、トリートメントはその上に補修や保湿を重ねる工程です。
トリートメントだけがんばっても、シャンプーで油分を取りすぎていたら効果が追いつかない。
逆にシャンプーの段階で髪の状態が整っていると、トリートメントの浸透や効きが全然変わってきます。
両方セットで考えるのが基本です。
引っかかりがひどいときの対処法は?
まず洗っている最中の摩擦を減らすことを意識してください。
予洗いをしっかりして、泡立てをていねいにする。
それだけでも洗っている最中の引っかかりはかなり変わります。
洗い流した後にアウトバストリートメント(洗い流さないオイルやミルク)を使うのも効果的です。
乾かす前に髪の表面を保護しておくと、乾燥による引っかかりが出にくくなります。
それでも改善しない場合は、シャンプー自体が髪に合っていない可能性が高いです。
ちょっぴり番外編| より上質なケアを求めるあなたへ
いつものシャンプーをワンランク上の逸品に|ルーシーケー

さっきご紹介したシャンプーはどれを使っても間違いないものばかりですが、よりクオリティをあげてくれるのがこのルーシーケー。
使い方はいたって簡単でシャンプーに混ぜるだけ。
それだけでどんなシャンプーでもワンランク上のものにレベルアップしてくれる優れもの。
秘密はフルクトースという高級な化粧品に処方される事が多い成分がふんだんに入っているので、保湿力があがってもっちりとした質感になります♪
気になるシャンプーは見つかりましたか?

くせ毛のパサつきや引っかかりは、髪の構造上ある程度は仕方ない部分もあります。
ただ、シャンプー選びを見直すだけで、毎日の扱いやすさがかなり変わるのも事実です。
改めて整理すると、くせ毛に合うシャンプーの条件は、洗浄力が穏やかなアミノ酸系ベースで、保湿成分がしっかり入っていて、泡立ちがよく摩擦を減らせるもの。
この3つが揃っているかどうかが基本になります。
悩み別のおすすめ
パサつきや乾燥が気になる人には、メルココシャンプーが向いています。
洗った直後から手触りの変化を感じやすく、しっとりツヤのある仕上がりが続きやすいです。
カラーやストレートを繰り返してきた髪、何を使ってもしっくりこなかった人には、MANAリペアシャンプーがおすすめです。
表面だけでなく内部からアプローチする設計なので、これまでのケアで変化を感じにくかった人ほど効果を実感しやすいと思います。
とにかく迷っている、まず試してみたいという人にはパラシャンプーが一番入りやすいです。

くせ毛全般に対応できる汎用性の高さがあって、軽めの仕上がりで使いやすい。
どれが正解、というわけではなくて、自分の髪の状態や求める仕上がりによって合うものは変わります。
ただ今使っているシャンプーに対して「なんとなく合っていない気がする」という感覚がずっとあるなら、それはたぶん正しい直感です。
合うシャンプーに変えるだけで、毎朝の髪の扱いが少し楽になるかもしれませんよ。。
気になることがあればLINEでもお気軽にご相談ください。
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